「情報化社会」という言葉は第二次世界大戦後の資本主義経済が「モノ」中心の生産から「サービス」中心の生産に移行していく中で登場してきました。そして資本主義経済が高度成長から低成長へと移行する中で、「情報」への期待はますます高まってきました。
 近年ではIT革命、すなわちコンピュータ・テクノロジーや通信技術の発達・普及、インターネット、さらに携帯電話やデジタル放送に代表される情報技術=IT(Information Technology)の革新が経済社会に大きな変革を与えようとしています。
 しかし一方で、急激な情報化はさまざまな社会的問題を生み出し、また、この分野での遅れが深刻な情報格差、さらには経済格差(Digital Divide)につながっていく可能性もります。
 そこで本講義では、情報化の進展によって生じる様々な社会問題、経済問題、地域問題を見据える能力を養うことを目的とします。