授業の目的

 この講義では具体的な文献資料に現れる言語現象を手がかりとして、音声・音韻、文法、語彙、文字、文体、待遇表現の側面から日本語に存在する様々な歴史的変遷の様相を学びます。そのことによって自分なりの日本語観を構築することを目的とします。時代は上代から近代までを対象とします。


授業の到達目標

 以下の2点を目標とします。

a.日本語史に関する基礎的な知識をふまえた自分なりの日本語観を身につけることができる。(日本語・言語観)
b.日本語の歴史的変遷を捉えることができる。(日本語学)

授業の内容および方法

 上代から近代にかけての日本語史について文字・音韻・語彙・文法・文体・待遇表現などの面から概説します。内容は以下の通りです。

1 ガイダンス         
2 漢字の伝来            
3 漢字の受容         
4 上代特殊仮名遣い      
5  仮名の成立            
6 中古の文体と語彙     
7 古典文法の成立 活用      
8 古典文法の成立 文の構造    
9 古典文法の変容 活用・文の構造
10 仮名遣いの発生と展開
11 語彙における和漢混交
12 漢語・外来語の受容と一般化
13 江戸語の姿
14 明治時代の日本語