共生社会の形成にとって重要と考えられる特別支援教育の推進について、障害者の権利に関する条約に基づくインルーシブ教育の理念が重要であることから、その歴史的経緯や基本的内容を理解する必要がある。また、児童生徒に如何に関わるかといった実際例について学ぶばかりではなく、眼前の子どもを深く理解するとともに、関わり手である教師自身の省察が不可欠となる。それらをふまえ、共に生きる場(学校、社会)の構築に向けて、教師に必要なことについて考察していく。