「経年損傷と材料の科学」では暮らしを支える金属材料構造物を不必要に更新することなく使い続けるための基盤教養である「破壊力学」について入門的内容を概説します。破壊を防ぐ設計(材料の取り扱い)に関して、材料力学は応力の値を用いるのに対して破壊力学は応力の空間分布の厳しさを使います。応力は、材料力学では力のつり合いと関係づけられましたが、破壊力学ではひずみエネルギーと材料損傷で新たに生成されるき裂面のエネルギーに関係づけられます。
材料力学の教科書の姉妹書「楽しく学ぶ破壊力学」(ISBN: 9784254231489)を使って授業を進めます。
資料の配布およびレポートの提出はmoodle経由で行うので受講希望者は授業登録してください(コース名: 経年損傷と材料の科学、登録キー:2024m4e)